- じっとく
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じっとく【十徳】(1)一〇種の徳。(2)〔「直綴(ジキトツ)」の転か〕男子の上着の一。 丈は短く, 羽織に似る。 武家のものは素襖(スオウ)に似ていて胸紐(ヒモ)がある。 鎌倉末期から用いられ, 中間(チユウゲン)や小者は四幅袴(ヨノバカマ)の上に着た。 江戸時代には医師・儒者・茶人などの礼服となった。IIじっとく【拾得】中国, 唐代の伝説的な僧。 天台山国清寺の豊干(ブカン)に師事したという。 脱俗の風格をもって知られ, 寒山・拾得と並称された。→ 寒山
Japanese explanatory dictionaries. 2013.